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統合失調症は治る病気です。


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統合失調症の陰性症状で苦しむ患者の看護
~ 統合失調症は千里を駆ける馬 ~

2014/09/02

息子さんが統合失調症の陰性症状で苦しんでいる方からメールを頂いた。

このやる気の出ない症状は想像しただけで辛いことは理解できます。

hoshou さんのブログに答えはたくさんあるのですが、時間が解決するしかないのでしょうか?

あまりにも難解な病気で私のような精神力のない母親には厳しいです。

僕自身統合失調症の陰性症状で長い間苦しんだ。

いや、今でも苦しみの途中にあるのかもしれない。

それほど陰性症状というのはやっかいなものだ。

ただ、眠りに逃避するしかない酷い陰性症状のときに、どういう心構えであればいいかというのは、何度も経験しているうちに、上手になって、睡眠に逃避する必要があるほどの陰性症状は全く来なくなった。

 

陰性症状が酷いときには諦める

一言でいうと、陰性症状が酷いときには、諦めるのだ。

陰性症状は一般の人から見ると、「ただ眠っているだけ、だらけているだけのダメダメ人間」と受け取られがちで、ご多分に漏れず患者自身もそういうネガティブなものだと感じやすい。

そのため、動かないほうが好いと心と体と脳が判断して休息している時期に、無理して気合いで動くと、それは根底にはネガティブな動機があるから、現実は最終的には上手く行かない。

これも陰性症状と戦っているうちに経験として分かってきたことだ。

陰性症状のときは、充電の切れたバッテリーのようなものだから、充電完了するまでは「諦めて何もしない」と意識を変えると、案外スンナリと回復できる。

意識を変えた当初は、更に深い陰性症状に落ち込む。

でも、これは戦いをやめて、より効果的に心と体と脳の回復が始まったということだ。

自分の経験、いただくメールから、このある種の「諦念」が生まれると2週間ぐらいで自然と意欲が沸いてくるようになる。

僕はそこまでたどり着くまでに16年ほど掛かったように思うが、経験をブログに書き記すことで、それほど長く陰性症状に苦しまない方が増えてきている。

 

陰性症状の患者の葛藤は一般の人には理解不能

ただ、「諦める」というのは、人によってはなかなか難しい。

今まで動けていたのが、統合失調症の陽性症状を発症して、それに陰性症状が続くから、元気だったのが急に何も出来なくなる。

それは凄いストレスだ。

今まで普通の人と同じように100のことをこなせていたのが、急に10もこなせなくなる。

その内的葛藤は内戦状態と言っても過言ではないほどに過酷だ。

こういうメールをもらったこともある。

娘が入院してからたくさんの日記が部屋で見つかり、娘が一人で長い間苦しんでいた事がわかり、申し訳なくて毎日泣けて泣けて仕方がありません。

 

統合失調症の治療の難しさは、誰にも相談できず、本人が1人で抱え込んでしまいがちになるということだ。

 

陰性症状を看護する家族へのアドバイス

陰性症状では、患者は看護する人が思っている苦しみの7.2倍ほどの苦しみを感じている。

冒頭のメールにあったように看護する人が「 あまりにも難解な病気で私のような精神力のない母親には厳しいです」という波長で接すると、過敏ともいえるほど繊細な感性を持っている統合失調症の患者に伝わり、ストレスが増える。

それは、看護する人が1のストレスを感じていると、それは10のストレスを患者に与え、更に苦しませることになる。

 

陰性症状が酷かった僕の経験からいうと、理想的な看護の仕方は物理的には何時間でも安心して眠れる環境を作ってあげることだ。

それを感情的にも大河の流れのように穏やかな心で見守れば患者に余計な負担がかかることなく、患者自身の内にある問題とだけ戦えばいいことになるから、回復も自然と速くなる。

 

統合失調症は千里を駆ける馬

統合失調症の患者はその感性のレベルから考えると、一般の人では想像できなほどに繊細だ。

実は、僕らは千里を駆ける馬なのだ。

千里を駆ける馬は、普通の馬と同じような食事をしていたら、栄養不足で、普通の馬以下の能力しか発揮できない。

千里の馬は、普通の馬が食べると太りすぎてうごけなくなるほど食べないと、その実力を発揮出来ない。

 

僕ら統合失調症の患者も同じだ。一般の人が思う常識に縛られてしまうと、千里を駆けるどころか、一般の人以下の能力以下、ときには最底辺の能力しか発揮出来ない。

常識に囚われる必要はない。

僕は常識よりも、自分の直感と心に従った。

また、父が統合失調症だったこともあって一般の家庭と比べると家族の理解も協力もありがたかった。

 

統合失調症は千里を駆ける馬!

常識に囚われないこと!

 

最近、ブログを読んで、劇的に回復して、その卓越した感性を活かして活動している人も増えてきた。

このブログが今苦しんでいる人の希望のヒカリになるとしたこら無上の喜びだ。

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