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精神病や精神病院に対する世界の意識の変化

2012/11/18

ちょっと前の感覚だと「精神病」や「精神病院」ってホントにおかしくなって、最終的に行き着くところがなくなって、社会のゴミみたいに思われているのが「精神病」で、それを仕方なく受け入れているのが「精神病院」だと、そんな雰囲気があった。

そういう偏見のために苦しんでいる患者さんや家族さんも多いから、「そうじゃないんだよ」と伝えるのが、このブログを書き始めた1つの理由だった。

 

でも、最近カウンセリングメールを頂く機会も増えて、むしろ「統合失調症と診断され安心したい」というような考えを持っている人も多いんだって、ちょっとしたショックを受けている。

僕は「自分を精神病扱いするな!」って心の奥に未解決の怒りがあるから、その対局にある「どうか私を精神病と診断して」っていう真逆の思想に触れて、今までの偏見があったのは社会じゃなく、僕自身だったんじゃないかって反省させられている。

 

考えてみると、以前だったら「自分が精神病を患ったこと」を言葉に出すことはできない社会の風潮だったけれども、最近は統合失調症を患った患者さんのブログなんかもたくさんあるし、インターネットの発達とともに精神病や精神病院に対するイメージも、特に若い世代では急激に変化しているのかもしれないって感じている。

 

僕の入院の経験から:1996年と2010年の違い

僕は2回入院したことがある。

1996年とそれから14年後の2010年。

1996年の入院では、ちょうど病院が改装中で、普段なら接することのできない、酷い症状の患者さんたちと同じ病棟になった。

その病院は地域に開かれて、ホントに日本でも五指に入るぐらい良い病院じゃないかと自分は思っているんだけど、それでも入院患者さんを「精神病」扱いしている看護師さんも多かったように思える。

 

2010年に入院してまず感じたのは、「あれ?前病院に入院した頃と比べると症状の軽い人多いぞ?」ってことだ。

子供のお腹を足で軽く小突いたのがショックで、「うつ」とラベルを貼ってもらって入院している患者さんだったり、現実社会にちょっとだけ疲れてるだけの人だったり。

印象的なのは「高級リゾートじゃないけど、安い旅館って思えばね」とか「病院はホントに落ち着く」っていう感想が多く聞かれたことだ。

若い患者さんの友達は面会に来て、「これ差し入れ」ってお酒とスナック菓子を渡していて、これは隠れてみんなで飲んだんだけど、病院を「 ピクニック感覚」でお見舞いに来ているってことだよね。

看護師さんにしても、1996年から残っている人は「人との関わりだから楽しいよ」と感じている人ばかりだったし、大切な「お客様」をもてなすような感覚で接してくれている看護師さんが多かった。

患者を「精神病」扱いするのは若い看護師に数人いたぐらいかな。

 

担当の医師にそのことを告げると、「そんな変わってないんじゃない?」って言われたけど、その先生は毎日病院と接しているわけだから、そりゃ14年空いた僕の感想が正しいでしょうよ。

 

ホントにこの10年で、精神病に対する偏見も以前に比べるとなくなったし、精神病院の敷居も低くなったなぁという感慨がある。

むしろ、患者である僕が偏見をより強固にしていただけなのかもしれないって反省しているところだ。

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