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過去の痛みや悲しみ「ただ見つめる」&「日にち薬」

2014/05/21

なにか気になると、ずうっとそれに囚われてしまうことはないですか?

できるだけ心を明るいほうへ、光のほうへ向けようと意識はしていますが、何かふと気になると、そればかりを考えたりその考えに固執してしまって、 先に進むことが困難になってしまいます。

こういうような相談メールを頂いた。

僕の経験からすると、何かに囚われたまま、ポジティブに考えようとしても、それは結局過去の痛みや悲しみからの逃避でしかない。

後々ふとした瞬間に、その痛みや悲しみが首をもたげて、逃げていた分大きな問題としてやってくる。

最愛の人を亡くした人の悲しみを癒やすに

僕は僧侶で葬儀や法事で話すことも多い。悲しみに打ちひしがれている人を観ると、普通の人の視点では、「この人はこの悲しみか抜け出すことは出来るのだろうか?」と感じる場合もあるだろう。

そういうときにお話しするのが、「故人が亡くなった悲しみを受け止めて涙を流し、その後思い出して頂きたいのが、故人から受けた愛情であったり、恩であったり、一緒に作り上げてきた想い出であったり、心の温かくなることを心に映していくと、いつか失った悲しみは雪のように消えて、残るのは故人から受けた暖かな想いで、その暖かな気持ちはこれからも私たちを強く守り導いてくださる力となるのは疑いようのないことであります。」というようなお話をすると、深い悲しみに沈んでいる人も落ち着いて、最愛の人を失った悲しみに囚われすぎずに、案外とスムーズに穏やかな心になる。

 

過去の痛みや悲しみから目を背けないこと

僕の場合、ネガティブな感情から抜け出すためには、それをただひたすら見つめるようにしている。

過去の痛みや悲しみに目を向けると、心理的にはかなりきつい。

ときには、あまりにも悲しみや痛みが大きすぎて目を反らさないとやってられないこともあるだろうが、何度も何度も痛みや悲しみに目を向けると、段階的にその痛みや悲しみに囚われることが少なくなり、あるとき急にレベルアップしたかのように痛みや苦しみがスッと抜ける。

その後は心の奥にあるもっと深いレイヤーにある痛みや悲しみが見えてきて、同じようなアプローチをすると、あるとき「あぁ、もうこれ以上考えるのは疲れた」と頭の回路が過去の悲しみや痛みを考えられなくなる。

そうなって初めて過去から自由になれる。

僕の場合は同じようにただ見つめることで、怒りや希死念慮から自由になった。

希死念慮や怒りを考えることに疲れて、脳内回路が、希死念慮や怒りに繋がらなくなった感覚だ。

 

日にち薬

また、どんな悲しみや苦しみも必ず歳月が癒してくる。

そのことを京都では『日にち薬(ひにちぐすり)』と呼ぶそうだ。

時間が心の傷の妙薬で、今過去に囚われていて、そこから抜け出すのは無理じゃないかと感じている人がいるかもしれないけど、必ずその痛みや悲しみから抜けるときはやってくる。

それを知っているだけでも、心穏やかになれると思う。

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