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統合失調症は治る病気です。


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統合失調症と「甘え」
~ 僕の回復までの道のり ~

2013/09/24

統合失調症の患者は、僕もご多分に漏れず「統合失調症だから」と「甘え」ている部分があるように感じる。

回復のある段階までは「甘え」とそれを受け入れてくれる身近で看護する家族などの存在は大きい。

しかし、回復が進んでいくと、更なる回復・精神的成長のために「甘え」ていられなくなるときがやってくる。

僕の回復までの道のり

発症後

統合失調症を発症した後は2年ぐらいは眠ることしか出来なかった。

父が統合失調症だったこともあったのか、家族もそれは理解して、僕が眠りたいだけ眠らせていてくれた。

この時期は動こうとしても無理だったから。

 

だんだん動けるようになった時期

眠るしか出来ない時期が過ぎると次第に動けるようになってきた。

1日5時間程度のバイトをしたり、僧侶のある程度厳しい修行をこなして資格を取ったり、ピアノを習いに行ったり、バスケットやバドミントンに参加したり、従兄弟の家に週2回家庭教師に行ったり、友達の大工仕事を手伝ったり。

こうやって考えると、様々な活動をしているが、精神的にはいっぱいいっぱいだった。

「俺は統合失調症で社会の最底辺にいるような人間ではない!」と、今考えると自分自身が精神疾患を持つ患者に偏見を持ち、差別していたように思うし、それが僕を突き動かす強い動機となっていた。

この時期は、精神的にはギリギリの綱渡りだけど、傍目には回復したように感じるから、家族もあまり甘えさせてくれなくなった。

それが僕に取っては大きなストレスとなっていった。

 

海外に逃避

あまりにも家に居ることがストレスだったから、「お前はもうこの家には居なくていい!」と兄から感情的に言われ、カチンと来て、その1ヶ月後には北京にいた。

家族からの圧力がなくなったという点から考えると、楽になった部分もあるが、すべて自分の力で生きないといけないということだから、別のストレスも生まれたが、基本的に海外生活は楽しく、4年間生活することが出来た。

海外ではアートフィールドでアシスタントとして活動していた。

海外生活では、全く素人だった僕が、アシスタントとしてだけど、かなり有能だったと思う。

それは統合失調症の繊細さと、狂気がアートフィールドではものすごい力を発揮したからだ。

北京ではほぼ無名のアーティストが北京で第一人者になるまでのアシスタントをした。(作品は僕が作ってましたけどww)

そして北京でウィーンのアーティストと知り合い、ウィーンにアシスタントとして招待された。

全く素人の僕が、映画撮影にも参加したし、ヨーロッパでは格式の高いカジノ・ルクセンブルグのサブディレクターに内定した。

冷静に考えると、あり得ないほどにトントン拍子に成功の道を歩んでいたように思う。

 

実家に帰ってきた理由

正月に実家に帰ってきた。

兄を見るとストレスで、このまま病気になってしまう、と感じた。

それを見て、僕にとっては実家の寺を守るということが人生で1番大きな課題のように感じていたから、アートフィールドでこれからやってきたであろう、名声・成功・お金・人脈などすべて捨てて、戻る橋を焼いて実家に戻ってきた。

 

「甘え」の許される時期

海外から帰って来て3年ほどはほぼ引き籠もりの生活。

あまりにも海外生活で気を張りすぎて、その回復のために必要だったんだと思う。

海外から帰ってきて、感じたことは家族が病気の辛さに対しての理解を示すようになったことだ。

僕が寺に居なかったことで、皆が大きなストレスを感じていたそうだから、「もう2度と外に出てもらっては困る」と優しくなったし「甘え」も許されるようになった。

今考えるとこの「甘え」が許されるようになったことで、精神的にゆとりが生まれ、回復は劇的に進んだように思う。

回復のある段階までは「家族の理解」「甘え」の許される環境は絶対に必要だ。

病気になったことのない人には絶対といっていいほど、統合失調症を発症した患者の精神的苦痛は分からないだろう。

 

「甘え」が許されない時期

そういう「甘え」の中でのんびりと生活をしていたが、社会生活に入り込むようになると、すべての人が統合失調症を知っているわけでもなく、まして理解し「甘え」させてくれることはない。

回復が進んで、社会に出るようになると、今までのような「甘え」が許されない時期がやってくる。

僕にとってはそれが今だ。

これから「甘え」から脱却して、精神的にも本当の意味で自立することが、漠然と見えている目標だ。

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